「恋空」ドラマと「君空」その2

私(わたし)にとって、映画(えいが)の「恋空(こいぞら)」を観(み)たことよりも、「君空(きみぞら)」を読ん(よん)だことの方(ほう)が大きな(おおきな)衝撃(しょうげき)となりました。ヒロにとって美嘉(みか)は絶対的(ぜったいてき)な存在(そんざい)であり、ヒロの全て(すべて)だったのでしょう。しかし、ヒロが綴っ(つづっ)た文字(もじ)をアレンジする美嘉(みか)は、あんなにまで自分自身(じぶんじしん)のことを美化(びか)して書け(かけ)るものなのでしょうか。自分自身(じぶんじしん)のことをあんな風(あんなふう)に書く(かく)には気恥ずかし(きはずかし)さがあるでしょうし、ヒロの想い(おもい)を伝え(つたえ)たくてもあんな風(あんなふう)に書け(かけ)るものなのか、その点(そのてん)だけは「君空(きみぞら)」への勿体無(もったいな)さを感じ(かんじ)ました。とても身近(みぢか)な人(ひと)を癌(がん)で亡くし(なくし)ていて、闘病(とうびょう)生活(せいかつ)にも関わっ(かかわっ)ていた自分(じぶん)にとって、ヒロの死(し)との葛藤(かっとう)は、読ん(よん)でいてとてもとても辛い(からい)ものでした。そして、とても愛し(あいし)ていたヒロのそんな心(こころ)の葛藤(かっとう)と恐怖(きょうふ)を、美嘉(みか)が文字(もじ)にして書く(かく)ことができたのでしょうか。もしも自分(じぶん)なら、まず書け(かけ)ません。読ん(よん)でいるだけで辛く(からく)て、相手(あいて)の全て(すべて)を知っ(しっ)ておきたいと思っ(とおもっ)たとしても、暗黒(あんこく)の闇(やみ)に包まれ(つつまれ)た絶望(ぜつぼう)を想像(そうぞう)して代弁(だいべん)することなど到底(とうてい)できません。ここも私(わたし)にとって美嘉(みか)という人物(じんぶつ)がわからない点(てん)です。「君空(きみぞら)」は、美嘉(みか)の想像(そうぞう)で書か(かか)れていた部分(ぶぶん)もたくさんあったと思い(とおもい)ます。ページ数(ぺーじすう)のためか、あまり内容(ないよう)に意味(いみ)のない箇所(かしょ)もあったと思い(とおもい)ます。こうであってほしかったと考え(かんがえ)て書か(かか)れた部分(ぶぶん)もあるのかもしれません。ヒロが綴っ(つづっ)たノートを読ん(よん)だ時(とき)、美嘉(みか)は何(なに)を思っ(おもっ)たのでしょう。「恋空(こいぞら)」のドラマで、そのノートを読ん(よん)だ時(とき)の美嘉(みか)も見せ(みせ)てくれますか?ドラマでは、ヒロが空(そら)になってからの美嘉(みか)を見せ(みせ)てくれますか?

恋空 ドラマ

私にとって、映画の「恋空」を観たことよりも、「君空」を読んだことの方が大きな衝撃となりました。

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